メキシコの子供のパーティーで欠かせないものといえば、ピニャータ!
日本で言うクス玉のことですが、
メキシコと日本とではちょっと使い方が違います。
今日はピニャータについてのお話です。
Dale, dale, dale,
no pierdas el tino,
mide la distancia,
que hay en el camino.
打て打て打て、
狙いを失うな
狙いまでの道の距離を測れ
メキシコの子供のパーティーに欠かせないピニャータ。
パーティーの中盤から終盤にかけて小さな子供たちが棒を持って吊り下げられて
ゆらゆらゆれるピニャータを打つという遊びです。
実は中には素焼きのつぼが入っていて、その中におもちゃやらお菓子やらがわんさか
入っています。
これが壊れて外にばら撒かれた瞬間、いっせいに子供たち(そしてなにげに大人たちも)
がそれをめがけて走りこみ、奪い合います。
で、そのピニャータを打つときに歌う曲が上に書いた曲です。
これをみんなで大人も子供も歌いながら、打たれるのを見守ります。
(見守るというか、みんないつでも飛び出せる準備をしているというか。。。)
一人ずつピニャータを打っていくのですが、
きちんと一番小さい子から打たせてくれます。
ピニャータは紐に吊り下げられて、その両端を大人が持って揺らすので
小さい子にはゆれを少なくして、なるべくたたかせてあげて
大きな子には大揺れで難しさをアップ。
しかも叩く前に三回回されるという。。。
なかなかシビアです。
こんな感じです。。。これは最近参加したパーティー。
ちなみにこの上の写真のピニャータが一番クラッシックなものですね。
七つの角があって、どうもキリスト教における七つの罪を叩く、という意味があるみたいです。
最近ではいろいろな種類のピニャーターがあって、シュレックとかネモとか、
リトルマーメイドとか、現代のキャラクターの形もあります。
ちなみに私はこの日はぐっと我慢して子供を押しのけてお菓子をゲットしよう!などという
邪な考えは脇において、観察しておりました。が、違うルートからお菓子が入ってきて、
唐辛子入りのタマリンドの練り菓子を満喫いたしました。
ハッピークリスマス。
フェリス・ナビダッ!