ウイチョル族

メキシコ中西部、ハリスコ州やナヤリット州のシエラ マドレ山脈地帯で暮らす先住民ウイチョル族は先祖伝来の技法に基づく数々の民芸品を今も作っています。
ニエリカと呼ばれる毛糸絵とビーズアートは特に有名です。
メキシコシティの民芸品屋では彼らの作った作品、商品を見ることができます。
特にビーズのピアス、ブレスレット、ネックレスなどのアクセサリーは、メキシコに来られた旅行者の定番お土産の1つではないでしょうか。
アクセサリー以外でもこんなにカワイイ物あであります。



先日、家の近所にある『Museo de Arte Popular』と言う博物館に行って来ました。
普段、博物館とか美術館とかにはなかなか行かないのですが、ココは常設でもいろいろな民芸品が展示されている博物館で、”今面白い物が飾ってあるよ”と友達に聞かされ、そして日曜日は入場がタダなのです。
面白い物とはコレでした。
なんと、ウイチョルビーズアートのフォルクスワーゲン・ビートル!!!

おそらくメキシコの伝統工芸品を紹介する目的の一環で、フォルクスワーゲン社とタイアップしての展示会だと思われます。
せっかくなので、いろんな方角からの写真お見せします。





タイヤの部分まで。


アップにすると。

良く見ると立体的になっている部分もありました。

使用したビーズの総重量90Kg。
2,277,000個のビーズだそうです。
展示期間は未定とのことですが、年内いっぱいは展示されているそうなのでメキシコに来られる予定の方、是非とも見に行って下さい!

メキシコの桜

メキシコはすでに真夏の気候です。
四季が無く、雨季と乾季しかないので、雨季に入る前のこの時期が年間で最も暑い季節です。
日本の様に湿気のある暑さと違って、とっても乾燥しているので30℃近くあってもまだ過しやすいのがメキシコの良いところです。
とは言え標高2000メートル以上のメキシコシティ、太陽に近いだけあって日焼け対策はとっても重要。
ほっとくと気付かぬうちにお肌にしみがぁぁぁぁぁ〜・・・って鏡を見る度にヘコンでいる私。[:えぐ:]
お肌のしみと言えば、一昨年こちらのエキストラ会社からの依頼で『たった28日間でしみがなくなる』クリームのモニター役の仕事をしました。
何も知らずに2日間の撮影を終えたのが、現在メキシコの地上波の夜中の通販番組でヘビーローテで放送中。
ちなみに”たった28日間でしみが取れる”・・・わけがありません[:じぃ:]
本題に戻って。
現在のメキシコシティ、そこら中で ”メキシコの桜”が満開です。
「JACARANDAS」ハカランダスと言うこの花木、日本のお花見とほぼ同時期に満開になります。
ほぼ四季の無いメキシコですが、ハカランダスが咲くと春が来たと言われており、別名”メキシコの桜”と呼ばれているそうです。
私は植物花木の知識が全く無いので、友達に教わりました。





とってもキレイな紫色です。
風が吹くとあっという間に散ってしまうので、木の下は見事な紫のじゅうたん状態です。

PERU・クスコ偏 その2

ペルー出張リポート?最終章 クスコ偏その2です。
のどかな風景を眺めながらクスコから車で数時間、インディヘナの村を訪れました。



村ではキレイな民族衣装を着た女性陣がせっせと織物の真っ最中でした。




到着した我々に地元の料理が振舞われました。
何の肉か分りますか?
ペルーの山岳地帯で有名な料理と言えば『クイ料理』です。
日本名では「テンジクネズミ」と呼ばれる、食用モルモットです。
もし目の前に生きたモルモットがいたら食べるのを躊躇したかもしれませんが、いなかったのでガッツリおかわりまで頂きました。[:にひ:]

こちらの穀物、植物は染料を取る為の物です。

熱湯で煮て染料を取っているところです。
それよりも、火の近くに子供がいたので気が気じゃなかったです。



一体何本の棒を使って編んでるんでしょうか?
編み物が一切出来ない私にはお見事としか言い様がないです。


周りには出来上がった作品が並べられていました。

下絵は無く、デザインが頭の中に入っているそうです。
驚きです!
[:ぎょ:]


商品の注文、交渉の為に数時間滞在しました。
村の周りは絵に描いたような美しい風景の所でした。
日本ではあまり馴染みの無いペルー料理ですが、とっても美味しかったです。
村からの帰りの食堂で食べた、「ソパ・デ・チョル」。
チョルの意味が分らないのですが、お米と野菜のクリームスープみたいなのでした。
黒いのはムール貝です。

これは「Locro de Pecho」と言う、牛肉とじゃがいもの煮込み料理、辛くないカレーみたいなのでした。

前も書きましたが、ペルーと言えばコカ茶。
コカ茶以外でもこんな物まで売られていました。
これは普通のティーバッグのお茶。

コカキャンディー

コカジャムまでありました。
一体どんな味がするのでしょうか・・・?

 
日本からペルーはとっても遠いですが、皆さんに是非一度は訪れて頂きたい国です。
30カ国近く旅行した中で私の好きな国トップ5に入る国です。
とくにクスコの街はスペイン式の町造りとインカが融合し、ハンディクラフトの民芸品があふれるとってもキレイな街です。
ちなみに下の人形は宿泊したホテルのトイレの男女分けの目印です。
こんな所にまで可愛さが行き渡っています。


クスコは標高約3,400メートルです。
標高2300メートルのメキシコシティに住む私は何の症状も出ませんでしたが、高山病のせいか道端でヘタっている外国人観光客の姿も見かけました。
このブログを見てペルーに行ってみたいと思われた方がいらっしゃいましたら、くれぐれも高山病対策を忘れずに。
私は前回行けなかった「ナスカの地上絵」を見に、もう1度ペルーに行きたいです。

PERU・クスコ偏 その1

今日はペルー、クスコ偏です。
先週、99%書き終えていたのもかかわらず直前でネットが切れると言うアクシデントで、途端に戦意喪失してしまいました・・・。
気をあらためてもう一度。
クスコはペルーの首都リマから空路で約2時間、世界遺産の中でも知らない人はいないであろう『マチュピチュ』の最寄りの町です。
御存知無い方のために念の為、これがマチュピチュです。
前回行った時の写真です。

マチュピチ以外でもクスコ郊外にはインカ時代の建造物が多く残っています。
軽くクスコの街の紹介です。
他の中南米同様に街の中心にはスペイン人が作ったカテドラル、その前には市民の集いの場アルマス広場があります。



そしてクスコの街もインカの石組みの残る美しい街です。



みなさんの想像する長い三つ編みに山高帽をかぶったインディヘナ(インディオ)のおばちゃん達もあちこちで見かける事が出来ます。
見つかると怒られるかお金をせびられるので、見つからないようにこっそり写真を撮らせてもらいました。
顔が写ってなくてスミマセン[:汗:]





このおばちゃんは路上脇で何かを編んでいました。

ただアイスクリーム買っているだけなのに、この姿だととってもおちゃめに見えます。

これは外国人観光客への物売り少女達。

街中でリャマを連れた少女達は観光客に写真を撮ってもらいお金をもらっていました。


インカの石組み脇の民芸品屋通り。

一体何があるのか、びぃ〜しり物がつまってます。

お宝がざっくざっく出てきましたよ![:にひ:]

メキシコのタスコと同じくクスコも銀鉱山で栄えた街。
街にはシルバーショップがいくつもあります。
ショーウィンドーにはシルバー製のリャマやインカの神様が並んでいます。


土産物屋でよく見かける『ひょうたんのフクロウ』を歩きながらナイフで削っているおばさんに会いました。
小学生の頃の図工の授業で彫刻刀でよく指を切っていた痛い思い出が脳裏をよぎりました。


こちらは靴職人さんです。
今年の冬に向けてカワイイ靴、ブーツ製作中です。


ペルーの鮮やかなマンタ(布)とスウェードを組み合わせたカワイイバッグ、ブーツがずらりと並んでいました。

今回のクスコでのベストショット?おじさん、かなりお疲れだったようです。
こんな年齢のおじさんでもカラフルなバッグを持っているのが超素敵です!