11月死者の日の祭り

メキシコには不思議なお祭りがあります。
それは死者の日の祭り。
11月1日、2日の諸聖人の日に国中が大事な人々を迎えます。
今年はグアダラハラから、死者の日の風景をお届けいたします。


さて、具体的にどんなことが起こるかというと。。。
一言で言えば、日本のお盆です。
ただ、日本の精霊流し。。。のようなしんみりさは一欠片もなく、非常に陽気バージョンお盆!です。
死者の日のお祭りにすべきこと。
1.祭壇
偲びたい死者の祭壇を作り、そこに彼らの写真、生前好きだったもの(テキーラ、タバコ、タコス等なんでも)、マリーゴールドの花、カラベラ、ロウソクなどなどを置きます。本物の食物の代わりに食物の小さなフィギュアなども置いたりします。


2.墓参り。
これは家族総出のイベントです。夜にみんなで墓場へ行き、しんみり。。。。ではやはり全くなく、お墓の上に座って(文字通り)、お酒やご飯を持ち込んで食べて飲んでマリアッチ呼んでみんなで歌って。。。というどんちゃん騒ぎです。
あれ、お盆ってそんなに楽しい行事だったかしら、と最初は目を疑いますが、気が付くと自分も紛れてどんちゃんしていたり。

死者の日が近づいてくると町はマリーゴールドとコパールのお香の匂いに包まれます。
市場に行くと花や死者のパンやパペルピカード、お砂糖からベラ、チョコレートカラベラやら
でてんやわんやに盛り上がります。

砂糖カラベラたち。食べると虫歯があると辛い。

死者のパン。これがとてもおいしい。

メキシコ人たちは自分が死んでも家族や大切な人がかならず毎年迎えてくれることを知っています。
だから彼らは死が怖くない、と言われています。
死者の日の祭りの時には砂糖のカラベラとかに自分の名前を書いて遊んだり。
今年は私のも友人が作ってくれました!

うふっ、私って骸骨にすると美人。。。
というわけで、2014年死者の日でした!